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第13章 それは知られたくなかった

「んっ、んんー…」
「ふっ、いいね、その泣きそうな顔…そそられる…」
「……っ！」

「変態」と叫んでやりたいけど、喘ぎ声が漏れないよう必死に口を閉じているため、ただ睨む事しか出来ない。
まあ、この人にとったら、睨まれるのも興奮材料になるんだろうけど…

「はんっ！うう…」

敏感な箇所をグリグリと指圧され、快感が高まって身体が震えだす。
もはや争う気力も無く、蕩けるような気持ち良さに身を委ねる…

「はあ、綺麗だよ…もっと俺を感じて…」
「んはぁ、ううっ！」

あともう少し…

クチャ…

「あっ…」

目前にまで迫っていた快感の波があっという間に引いていく。


「今声出てた。イって大きな声が出たら外にバレるよ？声抑えるの頑張って…」
「無理です…繁正さん、気持ちいい、から…」
「…っ！あんまり可愛い事言うなよ…我慢出来なくなるだろ…」
「んんっ！」

覆い被さるように唇を塞がれ、すぐに舌が挿入される。
中の指の動きも激しくなり、先程よりも更に強い刺激に、まともに息が出来ず苦しい…