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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第13章 それは知られたくなかった

デートという単語に思わず反応し、オフィス前の曲がり角で立ち止まった。

「ショッピングしたり、ご飯食べたり、ありきたりなデートプランだけど…って、どうしたの?そんなにニヤけて…」
「付き合って初めてのイベントなんで、嬉しいんです…繁正さんっていつもエッチな事しか興味ないと思ってました」
「そう思われたんだ、ちょっと凹むな…」

デートの約束を取り付け、オフィスに向かおうとすると、繁正さんに手を握られた。

「付き合わせちゃって悪かったね」
「いえ、休憩時間返上で働くので大丈夫ですよ。あの、見られちゃいますよ…」
「ちょっとだけ…」

周りに人が居ないか確認しながらも、温かい手をまだ離したくないという思いに駆られる…
恋人になると、ワガママな気持ちが生まれちゃうんだ…

「よし…また連絡する…午後からも仕事頑張って」

優しく励まして立ち去る彼の後ろ姿を眺めながらボーッとしそうになったが、仕事中だと思い出し、急いで自分の部署に戻った。





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