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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第13章 それは知られたくなかった

自分でもちょっと恥ずかしいメッセージを送り、ベッドの上でクッションを抱えてゴロゴロしていた。
ゴロゴロしてる間に繁正さんから返事が来なくて、「今の返事、キモかったんじゃ…」と自己嫌悪に陥っていたら、繁正さんから返事が届いた。

[…急にデレるな。可愛過ぎて、君の家に押しかけて襲うぞ]

えー、これって怒ってるの?
それとも変なスイッチ入れちゃった?

[…と思ったが、明日も仕事だから我慢しておいてやろう]

うーん、これは「大人な対応ありがとうございます」ってお礼言った方が良いのかな?

[繁正さん、怒ってます?]
[怒ってないよ。舞花ちゃんがあまりにも可愛い事言うから、悶えていただけだ]

怒っていないと分かってホッと一安心。
頭抱えて悶絶している繁正さんを想像すると、ちょっとおかしくかも…

[日曜日、10時頃で良いですか?]
[良いよ。それで決まりだね。当日の服装楽しみにしてるから]

「えっ…!?」

繁正さんに喜んでもらえるような服なんてあったっけ?

「もう、どうして今からプレッシャー掛けてくるのよー…」

すぐにクローゼットに直進して中を確認したけど、どう組み合わせたらいいか分かんないよ…




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