この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第13章 それは知られたくなかった

デートの行き先は渋谷で、ぶらぶら歩いて気になった店に入るという内容らしい。

「凄いアバウトな内容でごめんね」
「そんな事ないです。どんなお店があるのか楽しみです」
「渋谷って休みの日に行ったりする?」
「久しぶりです」

電車が来て乗り込むと、朝の通勤ラッシュとは違い、人はそれほど多くないが、席は全て埋まっていた。
つり革に掴まっていると、カーブして車体が揺れて前のめりに倒れそうになったが、繁正さんが抱きとめてくれた。

「大丈夫?目眩した?」
「いえ、大丈夫ですよ。久しぶりにヒール履いたんで、ふらついちゃいました」
「そうか。どこか席が空いたら座る?」
「大丈夫です。ありがとうございます」

体調を気遣ってくれるだけでも嬉しくて、繁正さんの優しさが胸に沁みて、繁正さんが愛しくなった。

ーーーーーーー

「相変わらず人が多いですね…」

駅から出てすぐ目に付いた人の多さにげんなりしていると、右手を握られた。

「はぐれるから」
「…っ!」



/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ