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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第14章 抵抗しないなら続けちゃうよ?
繁正さんに美味しい料理を食べてもらおうと、繁正さんと一緒に近くのスーパーへ。
意気込んではみたものの、どんな料理が良いのかな…
パスタはお昼に食べたから、麺料理はないかな…
「何かリクエストあります?」
「んー、色々有り過ぎてこま…あっ」
惣菜コーナーを通過する際、あるものを見つけて繁正さんの歩みが止まった。
視線の先にあるのは、パック詰めされた餃子。
「餃子か…」
「メニュー決まりました?餃子はたまに作るんで大丈夫ですよ」
「え、ああ…でも餃子って作るの大変そうじゃない?」
「私はそうは思いませんよ。包むの楽しいですし」
繁正さんって餃子だとご飯食べるのかな、それともお酒…?
考えを巡らせていたら、繁正さんはビールを4本持ってきた。
「明日仕事だけど、ちょっと飲まない?」
「どうします?お酒を飲まれるのなら、ご飯要りますか?」
「要らないかな。そうだ、搾菜の中華和えが置いてあったからそれも持ってくる」