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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第16章 手を伸ばしても届かない存在

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真っ暗な空間に立ち尽くしていると、目の前に彼が現れた。

『繁正さん…どうして、私の秘密をバラして、私を捨てたんですか?どうして…』

私の問いかけに応えず、背を向けて歩き出した。

『繁正さんっ!』
『………』
『お願い、待って!!』

どんなに呼びかけながら走っても追いつけず、繁正さんとの距離は開いていく…

『あっ…』

何かが足首に絡まり、身体を打ち付けるように躓いた。
黒い蔓のような物が全身を覆い、身動きが取れなくなる…
繁正さんは足を止め、こちらを眺めていた。

「た、助け…』

ーーーーーーー

「……」
「ん…」

「ハハハッ!」

何だろ、揺れてる…車に乗ってる…?
タバコ臭い…
一緒に誰か乗ってる…声からして、3人くらい居る…

「誰かに見られずに運び出せたのは、運が良かったぜ」
「コイツはホントに金になんのかよ」
「それは帰ってから、品定めしてもらうさ」
「う、、うう…」

恐る恐る瞼を開くと、後部座席に寝かされており、前の席に2人男性が座っているのが見える。

「えっ!?何、だ、誰!?」
「あ、起きちまったか」
「ビビってスタンガンの威力弱め過ぎたんじゃねぇか?戻るまで気絶させとく作戦だっただろ?」



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