この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第4章 弱い部分を見せてもいいんじゃない?

「ところで、何で男装してまでバーで働いてるんだ?」

いきなりの質問に、スプーンを口に突っ込んだまま、彼を凝視した。

「あの店はボーイズバーじゃないだろ?男装する意味あるのか?」
「……私、昼は会社員なんですけど、そこダブルワーク禁止なんです」
「会社にバレないため?」
「はい…」

会社にバレたらクビになってしまう。

「規則を破ってまで働くのはどうしてだ?」
「借金があるんです」
「いくら?」
「…100万」

「大学を卒業して働き始めた頃に父親が亡くなって、その時に父が借金をしてるのが判明して。姉はその時病気になってお金が払える状態じゃなくて、母も姉に付きっきりで、私しか返せないんだって働いて返してたんです。

ただ、半年経った頃から、いじめられるようになって、上からもセクハラ紛いな事をされて、誰かに言っても『男ウケするような格好をしてる君が悪い』って私が悪いように言われて…

借金と会社での扱いにずっと我慢してたんですけど、4ヶ月前に倒れちゃったんです」



/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ