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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第20章 新しい関係
「ああ…そうだね、そのデータ確認するから、メールしておいてくれないか?」
(早く終わって…!)
腰を密着させて最奥を抉るように押され、達する寸前に追い込まれる。
聞こえる会話から、通話がまた終わりそうになく、指の隙間から声が漏れ出てしまう。
「んん、んっ、んんんふっ…」
「はっ…」
「んんんんっ!」
Gスポットに2度擦れた瞬間、快楽が爆発して全身を駆け巡る。
ただ、余韻に浸る暇も無く、意識は通話相手なか…
どうしよう…相手に聞こえちゃったかも…
「息?…ああ、何でもないよ…気のせいじゃないかな?それじゃ、よろしく」
会話が聞こえなくなって5秒程して、ようやく手を口から離した。
相手にバレないよう神経を使っていたので、まともに息継ぎもする間も無く、何度も深呼吸を行い身体に空気を取り込んだ。
「ぷはっ…はぁぁ……副社長、アレは無いですよ…行為中に電話を取るなんて…」
「急ぎの案件かも知れないだろ?それに今は『仕事中』だからね、相手にはこちらの様子なんて分からないから、セックス中だろうがお構い無しさ」