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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第4章 弱い部分を見せてもいいんじゃない?
普通この話を聞いたら、写真を消してセフレの話は無しって事にならないわけ!?
「借金と俺の話は別だろ?せっかく知り合ったんだから楽しませてよ…それに経験の浅い女性を調教したいしね…」
「ちょ…!?」
「あっ、SMじゃないよ。俺好みの従順で、俺無しじゃ居られないくらい…」
頭を抱えて考えていたので、繁正さんの言葉は全然入ってこなかった。
あーもう、どうしよう…
伯母さん以外にも厄介な人が出て来たよ…
早く借金返したい…
「バーの仕事は金曜以外はいつ入ってるんだ?」
「…水曜日と土曜日に」
「じゃあ、今日もあるのか?」
「はい」
本当は今日は店長が旅行に行ってるから、休みなんだけど…
「もう制服は乾いてるから、食べ終わったら家に送る」
「は、はい。ありがとうございます…」
アレ?
変態チックなこと言ってたくせに、あっさり帰すんだ…
帰してもらえるのは良いけど。
慰めてくれたりして、変態だけど思ってるより良い人なのかも…
「アレ、もしかして帰りたくない?仕事まで熱い時間を過ごす?」
「…過ごしません!」
…やっぱり変態なだけだ、この人!