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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第5章 君を見てると我慢出来ない…
「そうですか。佐々木さん、原田さんを案内して差し上げて」
「いや部長…私仕事が…」
「大丈夫だよ。溜まってないから、ちょっとゆっくり案内して来ても」
ぶ、部長…
「行きましょうか、佐々木さん」
背中を押されて、部長から離された。
廊下を歩きながら、余計な事をしないか後ろにいる繁正さんをチラチラ確認する。
「…随分警戒してるな」
「いや、いつダブルワークの事言われるか気が気でなくて…」
「言うつもりは無いよ。セックスの時に俺の言う事を聞いていればね」
ううー、胃に穴が空きそう…
「はぁ…」
「………」
ーーーーーーー
「ここが会議室です」
「へー、結構広いね。綺麗だ」
「この会社は出来てまだ年数も経ってないみたいなんで」
各フロア毎に案内し、1番上のフロアにある会議室に入った。
「ここはそんなに人が来ないの?」
「そうですね…部署もありませんし、予定が入ってたら別…ひゃっ!?」
いきなり後ろから繁正さんに抱きつかれた。
「し、繁正さん…」
「やっと2人きりになれた…」
「な、何言ってるんですか…!?」