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秘めた花は彼の腕の中で咲く
第5章 君を見てると我慢出来ない…
「ごめん、そろそろ帰ろうか」
「あ、はい…」
スーツを整え始めたので、私もノロノロと整えた。
直前でお預けにされるのって結構クルなぁ…
「『あと少しだったのに』って顔してる」
「な、し、してない!」
両手で顔を隠すと、クスクスと笑われた…
「ふふっ、そうやって隠すと余計怪しいよ?」
手を退けて、少しムッとした表情でいると、繁正さんがハンカチを渡してくれた。
「濡れて気持ち悪いだろ?コレで拭って」
「そんな新品みたいなハンカチ使えません!」
ズボンのポケットから自分用のハンドタオルを取り出し、秘部を拭った。
「……」
「…あの、見られてるの恥ずかしいです」
「ゴメン…」
繁正さんはテーブルに手を向いて、前傾姿勢になっていた。
「どうしたんですか?」
「いや、アレが収まんなくて」
「…アレって?」
繁正さんが指差した先は、まだ盛り上がってる股間。
慌てて目を逸らすと、ため息が聞こえた。
「…電話が来て良かった」
「どうして…?」
「…このまま君がイッてたら、時間を忘れて抱き潰すところだった…」