この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘めた花は彼の腕の中で咲く
第7章 嫌な事は全部、俺が忘れさせる

「私は占いとか信じてないんですけど、今日凄く運勢悪くて失敗も多かったから、信じた方が良いのかなって…」

繁正さんは水をグイッと飲み干すと、私をジッと見てきた。

「良い時は信じる、だけど悪い時は信じない」
「…良い時だけ信じるんですか?」
「そう。いい加減に捉えてもいいんじゃない?信じすぎちゃうと疲れると思うよ」

言い終わると、少し表情を曇らせた。

「…いい加減な男だって、がっかりした?」
「いえ、そんな事でがっかりしません!」
「ははっ、そんな大っきな声出さなくても」
「す、すいません…」
「それより、そろそろすき焼き食べようか?」

橋を手に持つと、慣れた手つきでお肉を焼いていく。

「普段料理はされないって言ってましたけど…」
「鍋だけね。こうやって作るのは大丈夫なんだよ」

野菜も焼いて割り下を流し込むと、甘い匂いが漂う。

「さっきの話だけど、その占いって『おはようテレビ』のやつでしょ?」
「そうです。何で分かったんですか?」
「俺も毎朝観てるから」



/437ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ