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ドSなお姉さんは嫌いですか?
第3章 意識

1日空いて火曜日、私が帰る頃に出勤する彼。
一瞬目が合い、彼はすぐに横にそらし挨拶をした。
私はいつも通り挨拶し帰った。
次の日も会うのは一瞬だが、ダンボールの荷物を移動させてから帰ろうと思っていたら駆け寄ってきて手伝ってくれた。
次の日は都合ですこし遅れるそうで会わなかった。
さらに会わずに2日たち、日曜日。
私より2時間後に彼も出勤。
彼にも仕事を教えながらいつも通り仕事をこなす。
そして休憩時間、私がお昼を食べていると古谷も部屋に入ってきた。
そして自分のパーカーを脱ぎ、言った。
「あの、嫌じゃなかったら、これ来て下さい。」
?となっていると古谷は続けた。
「男のお客さんが斉木さんのことチラチラ見てますよ。」
今日は仕事の後、友達と飲みに行く約束をしていて、肩が開いたタイト目なワンピースを着ていた。
エプロンするし別に大丈夫だろうと思っていた。
「えっ、全然気が付かなかった。ありがとう。」
ニコッとしてパーカーを受け取ると彼は出て行った。
休憩が終わりパーカーを着ていた私を見て、古谷はニコッとして交代で休憩に入った。
優しいなと思いながら仕事を進めた。

