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ドSなお姉さんは嫌いですか?
第3章 意識

閉店後は彼が掃除、片付けをしてる間に私が着替えて、その後彼も着替えて帰る。
途中まで一緒に帰ろうと、彼の支度が終わるまで店の外で店内の方を見ながら待つ。
すると後ろから「しょうこちゃん。」と、呼ぶ声がした。
聞きなれない男の声にサッと振り向く。
すると男は興奮気味に言った。
「しょうこちゃん、今日あの男が着てた服着てたよね。あの男とどういう関係?付き合ったりしてないよね。」
暗がりの中よく見ると常連の中年のお客さんだった。
そして私の手首を掴み早口で言った。
「俺、ずっとしょうこちゃんが好きだったんだ。しょうこちゃんだって俺の事好きでしょ?ずっと笑顔で答えてくれてたじゃないか。」
私は怖くなり何を言っていいか分からなくなった。
やっと声を振り絞り離して下さい!と言った。
だが男は離さない。
「あいつの事が好きになったのか?おいっ!」
被害妄想が酷すぎて恐怖が襲いかかる。
その時、後ろのドアが開いた。

