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ドSなお姉さんは嫌いですか?
第4章 想い

電話が終わると古谷は今日もくると言っていたそうだ。
そして夕方、いつもよりかなり早く古谷が出勤した。
息を切らしている。
駅から走ってきたのだろうか。
「おはようございます。斉木さん、昨日は大丈夫でしたか?」
心配そうに見つめる彼に笑顔で言った。
「うん。ありがとう。古谷くんと友達のおかげでもう大丈夫!」
深く息を吐き良かったー。と言う古谷に、ありがとう。と言って続けた。
「古谷くんこそ、怪我はどう?病院行った?」
「全然そこまでじゃないし、しょうこさんが手当てしてくれたので大丈夫です!」
と言って昨日の事を思い出した古谷はまた顔が赤くなった。
それを見て良かったと笑った。
古谷の声に気付いた店長も倉庫から出てきて古谷の傷を見て心配そうに話していた。

