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scramble
第8章 陽菜
などを延々と語って、自分が死んだ事に全く気付かない。
あの世にはお金すら持っていけないのに。
自分たちの欲のために、至福の時間を得るための肥やしか?
女は。
美佐子の母は昼過ぎから出勤していた。
カノジョはデリヘルで働いている。
母といってもまだ41歳。
夫はいない。
母娘2人きりの母子家庭でお金には変えられない。
〝綺麗。。。
普通女性が40も過ぎればお肌の曲がり角。
目の横に小皺やシミなど出始める頃。
しかし、涼子に至っては全くみらない。
それどころか歳を重ねるごとに美しさに磨きがかかるほど。
肌も白く、美しい。
そんなカノジョは今日は唯一1人だけ店に出勤している。
涼子さん。悪いけど今日1人だから頑張ってよ。
はーい。
店長が言うなら頑張りますよ。
娘の学校のことがあるが生活もある。
若いときはマドンナのように周りからもてはやされた彼女。
今でもその美貌は衰えは知らないが。
見るからに良い女だ。
しかし、周りには相手にされない。
何故なら美人に限って声をかけられない。
いや、声をかけづらいと言ったほうがよいかもしれない。
こうでもしないと誰にも相手にされないし抱いてもらえないんですよぉ。
そんなカノジョに転機が訪れることになろうとは、当の本人も知る由もなかった。
もっといいクライアントはいないんです?店長。
いなくはないんだが。
じゃあそっち紹介してくださいよ。
ガキかリーマンばかりで。
しかしねぇ。君。
務まるかねえ。君に。
ね。行く?行ってみる?
格式高いけど。
ま、君も見た目そう見えなくないけど。
店長は周囲に誰もいないのに、見回すフリをして耳打ちする。
官僚だよ。キミ。官僚。
ウッヒョ〜。マジっすか。
イケますッ!
香水塗りたくってがんばります!
キミねぇ。。。言葉選びなさいよ。
ウッヒョとかマジとか。
付き合う人に合わせた言葉遣いに変えないとそれなりの人しか周りに集まらなくなるよ。
あとね。そういう癖というか仕草というか。
椅子に座りながら脚をテーブルに乗せるやつ。
態度悪いよ。見かけも良くないしさ。
だって。この方が楽なんだもん。
先方さんには連絡がついたから明日行ってくれ。
明日?あしたですか?
ん?何か問題でも?
んん。いいえ。大丈夫です。
〝明日は確かあの子の学校へ呼び出しの日じゃあなかったかしら。“
ま、平気でしょ。
あの世にはお金すら持っていけないのに。
自分たちの欲のために、至福の時間を得るための肥やしか?
女は。
美佐子の母は昼過ぎから出勤していた。
カノジョはデリヘルで働いている。
母といってもまだ41歳。
夫はいない。
母娘2人きりの母子家庭でお金には変えられない。
〝綺麗。。。
普通女性が40も過ぎればお肌の曲がり角。
目の横に小皺やシミなど出始める頃。
しかし、涼子に至っては全くみらない。
それどころか歳を重ねるごとに美しさに磨きがかかるほど。
肌も白く、美しい。
そんなカノジョは今日は唯一1人だけ店に出勤している。
涼子さん。悪いけど今日1人だから頑張ってよ。
はーい。
店長が言うなら頑張りますよ。
娘の学校のことがあるが生活もある。
若いときはマドンナのように周りからもてはやされた彼女。
今でもその美貌は衰えは知らないが。
見るからに良い女だ。
しかし、周りには相手にされない。
何故なら美人に限って声をかけられない。
いや、声をかけづらいと言ったほうがよいかもしれない。
こうでもしないと誰にも相手にされないし抱いてもらえないんですよぉ。
そんなカノジョに転機が訪れることになろうとは、当の本人も知る由もなかった。
もっといいクライアントはいないんです?店長。
いなくはないんだが。
じゃあそっち紹介してくださいよ。
ガキかリーマンばかりで。
しかしねぇ。君。
務まるかねえ。君に。
ね。行く?行ってみる?
格式高いけど。
ま、君も見た目そう見えなくないけど。
店長は周囲に誰もいないのに、見回すフリをして耳打ちする。
官僚だよ。キミ。官僚。
ウッヒョ〜。マジっすか。
イケますッ!
香水塗りたくってがんばります!
キミねぇ。。。言葉選びなさいよ。
ウッヒョとかマジとか。
付き合う人に合わせた言葉遣いに変えないとそれなりの人しか周りに集まらなくなるよ。
あとね。そういう癖というか仕草というか。
椅子に座りながら脚をテーブルに乗せるやつ。
態度悪いよ。見かけも良くないしさ。
だって。この方が楽なんだもん。
先方さんには連絡がついたから明日行ってくれ。
明日?あしたですか?
ん?何か問題でも?
んん。いいえ。大丈夫です。
〝明日は確かあの子の学校へ呼び出しの日じゃあなかったかしら。“
ま、平気でしょ。