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scramble
第8章 陽菜
美佐子は翌日、保険室の友紀のところを訪れていた。
え?いいんですか?今日。
ええ。昨日の夜遅くに私のところに連絡があったの。
別の人が行くことになったらしいから。
あなたは今日のところはいいわ。
〝陽菜さんが裏から手を回してくれたのかしら“
もう一度整理してみよう。
陽菜とは優美の通っているクラスの担任の妻である。
その陽菜が取り仕切っているクラブの中の1人に保険の友紀がいる。
友紀は先日、先方に呼び出されたが、お気に召されなかったらしい。
優美の仲間には、沙希に美佐子に亜希子に江梨子がいる。
彼女たちが呼ばれたのはほかでもない。
例の話のことである。
何です?
その〝Night of the living Dutch“って?
夜な夜な街に徘徊してダッチワイフに成り下がる女性のこと。
ゾ、ゾンビですか?笑笑
ある意味では変わらないけどね。
自分の意思を持たない道具みたいなものだから。ソレは。
ソレですか。
ソレだわ。。アイツらは。
若年型認知症みたい。
何処かの主婦らしいけど。
旦那は大変みたい。
まだ初老に入ったばかりなのに。
しかも口枷されられたりしてる。
3日くらい帰らないから捜索願い出して
放送してもらって見つかったと思ったら
高架橋下のブルーシートの中のHRたちに回されていた。なんて
いつものこと。
それに飽き足らずにあの連中ときたら便器に使用してる。
べ、便器?ですか?
そうよ。。便器よ。
ああゆう場所にはトイレがないから口ん中に用足しするみたいなの。
そして乳房で拭く。
酷い扱いをされてる。
それと私たちとなんの関係が。
そのダッチがある方の奥さんらしいのよ。
わかるわね。この意味。
もしかして私たちに?
強制はしないわ。
HRたちに彼女から引き離したいの。
これは国家任務にひとしい。
ハハ。国家任務なんて大袈裟な。
気は確かですか?先生。
どうしても見つからないの。
今回は居なくなられて今日で3日。
みんなで手配して探しに行ってきて。
途中経過を随時、私に連絡するように。
無料通話アプリは避けて。
データ流出の恐れがあるから。
分かりました。
頼んだわよ。
さ、散って散って!
バレないようにね。
とんでもないことになったわね。
どうする?探す?面倒い
探すフリしよっか?
それって平気?
見つかったら大変じゃん?
お咎めなしなんてありえないっしょ。
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