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弥輿(みこし)
第9章 豊漁祈願・弥の巫女
「愛海さんっ!」
「ンッ……ンンッ……」
一見激しそうだけど、蕩けるような柊さんの甘いキス。
強く唇を押し当てて、私の唇を開き入って来る柊さんの舌、でも舌の動きは穏やかで軽く絡み合う感じ。
それに足りなくなるのは私の方で、その優しい舌を柊さんの口内まで追い掛けてしまう。
互いの口内を行ったり来たりする舌は、唇と唇の外でも繋がり舌先で確め合うの、私と柊さんがキスをしている証のように。
「ハァ……柊……さん……」
「愛海さんの小さな舌が見えて、ヤらしく動きますね
俺をもっと高揚させる赤い舌を、他の男には見せないで下さい、見るのは俺だけで良い」
「えっ? でも……」
「キスをしてはいけないが、巫女との交合に於けるしきたり
俺が愛海さんにキスするのは……俺の気分です、一度禁を破った俺ですから、後は俺の好きなように、俺の思うがままに愛海さんを抱きたい」
「私も……それで良いと思う、柊さんの思う通り私を抱いて? 私はどんな柊さんでも受け入れるよ」
「……愛海さん……」
見詰め合い真面目に答えを返せば、柊さんは私の頬を手で触れて、またキスを繰り返す。
嫌いじゃないの柊さんとのキスは、甘く甘く私を誘うような優しいキス、柊さんだけじゃない私もキスで高揚してる、続きを期待してる。
キスだけで体中が快感にうち震え、子宮がキュンキュンと疼いて堪らないと言っているように、陰部が濡れていくのが分かる、熱い滴りが膣口から流れるの。
「ハァァ柊さん私……」
「瞳を快感に潤ませて……秘薬の効果が現れましたか?」
「秘薬……昼間言っていた……アァ……」
「ずっと張り型に秘薬を塗っていましたから、今の愛海さんの体には秘薬が浸透しています
……悦楽の中に居る方が良いのです、現実は厳しいですから秘薬で現し世(ウツシヨ)をさ迷っている方が良い」
「現し世?? ッッア"ァァ!!」
今重要な事を言われたと思う、でも柊さんが私の乳首を甘噛みした途端に、私は快楽に弾ける!
此だけでイッてしまう私の体は、快楽の事ばかりが頭を占めて考えの方が追い付かないっ!!
「秘薬の効果が切れないように、今日は薄めた秘薬を全身に塗りましょう
胸も女陰も菊門も、俺が丁寧に塗りますから」
「秘薬……やぁぁっ!!」