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弥輿(みこし)
第9章 豊漁祈願・弥の巫女
「……………」
"勤めです"と言う時の柊さんは、絶対に意見を曲げてくれない、それをもう分かってしまったから、私は泣く泣く自分から大きく脚を開く。
「そのまま動かないで下さい、愛海さんを傷付けたくありませんので」
「……………」
陰部をさらけ出して恥ずかしい私は、柊さんを見ていられなく横を向いている。
でも柊さんは構わずに、淡々と準備を進めて行く。
陰部に感じる手と泡の感触、そして冷たく固い物が当たる。
そう剃刀が当たる感触、そしてそれを動かす感触、見ない振りをしていたって感覚的に伝わって来る陰毛を剃る感触に、思わず身動きをしてしまいそう。
「……ンッ……」
「じっとしていて愛海さん」
「分かって……ます……」
知らず上げてしまった喘ぎ声に、驚いたのは私の方。
だって、ただ剃られているだけなのに、剃刀が肌を滑る感触に軽く感じてしまったの。
何とも言えない快感が私の中にあって、必死に口を押さえていないと、もっと声が出てしまいそうになる、そんなの嫌じゃない。
じっと耐えていれば、剃刀で泡は無くなりツルツルになった陰部が丸見えになった、こんなの小学生以来だよ。
「綺麗ですね愛海さんの割れ目は、色の沈澱も無く子供のような割れ目で、何だか俺の方が悪い事をしている大人の気分にさせられてしまう」
「……そんな……」
「触れて……良いですか?」
「……はい……」
一度湯で陰部を流した後、柊さんの顔が近付いて私の割れ目に唇を押し付け這わせて来る、その柔らかい感触に反応するのは私、ザワザワとした淡い快感が割れ目から駆け上がるの。
「アッアァ……」
「柔らかい、でも割れ目から見える包皮に女陰に惹かれてしまう、舐めて良いですか愛海さん?」
「柊さん私……」
コクンと頷けば、指で肉ヒダを広げ柊さんの舌が割れ目から下へと向かい、陰核を舐められた時、私の体は快楽にビクンッと跳ねた!
「アァッ!!」
「おっと! あまり動いては湯槽の中に落ちてしまいます」
「でも、でも感じるの」
「そうですね……布団に行きませんか?
毎日風呂場というのは愛海さんが辛いだけです」
「それは……はい……」
柊さんからの誘いに頷く私、真剣な柊さんの表情と、少し触れられて疼く体に負けたのかも。
湯着を脱がされて行くのは大広間にある布団、柊さんも裸のままで一緒に布団に倒れ込んだ。