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第11章 壊れるほどに 奪って

 理由があやふやなキスを生まれて初めてした。
衝動的にしてしまったのだと思う。
それでも辞められずに何度も何度も和香奈と唇を重ね合っていた。
酔った勢いも二人を加速させてしまったんだと言ったら、無責任かもしれないけど……

 ピチュピチュと唇が合わさる音が木霊する度に、もっともっとという欲求まで増してきた。
舌先を入れても無抵抗の和香奈。
和香奈の舌と絡め合い、いつの間にか和香奈の胸を手の平が弄り始める。
時折、和香奈の口から漏れる「あっ」という小さな喘ぎが耳を刺激した。

 これ以上はヤバイ。

 ストップを掛ける心、このまま流されてしまいたい気持ちが戦う。

 長いキスを交した後、「和香奈が辞めてって言えば辞める」と狡い言葉で取り繕う、卑怯な俺。

「辞めないでって言ったら、歩はどうするの?」

「最後までしてしまう」

「ならして……」

「しちゃうよ…我慢出来るほど出来た男じゃないからさ」

「あいつを忘れさせて欲しいの。
いつまでも忘れられないのは、私の身体がいつまでもあいつを覚えているから。
もう二度と戻れないなら壊してよ。歩」
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