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第12章 弱い心 溺れていく性

「和香奈はクリトリスが感じるんだ」

「いちいち言わないで!!歩」

「言わないと和香奈の感じるとこ分からないよ。
それとも言葉責めは嫌い?」

「………おかしくなっちゃう。凄くエッチな気分になってはしたなくなりそうで怖い」

「セックスははしたないもんじゃないでしょ?
気持ち良くなる為にあらゆる工夫をする一種のサービスよ」

「和香奈がどうして欲しいのか、どうなりたいのか?
ちゃんと聞かないと気持ち良くなれないよ。
エクスタシーを感じるほどシテみたくない?」

「……シたいよ。歩と」

「俺のも舐めてよ。和香奈にシテ欲しいんだけど」

 和香奈を抱き寄せ、自分のペニスへと唇を誘導する。
屈み込んで俺のペニスの先端を咥えて、舌先をぎこちなく動かし出す。

 テレビ画面から聞こえるAV女優の『あ、あん!部長!!このままイカせて!!お願い!!部長のおちんちん気持ちいい!!あ、あっ、あん!!』
と喘ぎ鳴く。
スパンスパンと肌と肌がぶつかり合う音も激しく響く。
最初は抵抗しても、最後には机の上に両手をついて、オッパイ揺らしながら尻を突き出し、バックスタイルでエロ部長のチンポをお迎えするのは(笑)
ーー全く、有りがちなパターンだよな。


 こっちはリアルだから、妥協なんてしないけどさ
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