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第13章 始まりは性愛

 手に取ったソレの電源を入れてみた。
真っ黒で男性器を象ったソレは『ウィーンウィーン』と電子音を鳴らして卑猥に動き出す。

「歩、私、そういうのイヤ!ダメ!」

「食わず嫌いはダメ。まず下のお口に味見させてからね」

 エッチな雫が滴る場所に充てがってみた。
先端をクリトリスに当ててみると…………

「あー!!やっ、ちょ、ちょ、ああー!!あゝあああ…………」

「クリをちょっと先っぽで擽っただけなのに、エッチな汁で俺の手も濡れてるよ。それでもイヤなのか?」

「こんなの……初めてなんだもん。あっ、あん…我慢出来ない!ヤッ、あっ、あんあゝあああ」

「俺のチンポより感じてんじゃん、嫉妬するよなー」

 俺はピンクの壁に擦り付けながら、徐々に奥へと差し込む。

「ああああああ………歩、ダメ、止めて、ヒャッ、う、う…ん……あゝ……」

「エッチな女だな、和香奈は。このオモチャ作った奴にも嫉妬するよ。
女を悦ばせる電動武器をよく考えたもんだ。
シリコンのチンポでもイクんだもんな」

「私は歩のおちんちんがいい!おもちゃなんかで、あっ、あイキた…あっ、な……」

 しかし上手く出来てるもんだ。バイブがこんなにも女を悦ばせる道具なんて……でも、オモチャは所詮オモチャ。
本物が欲しくなるまでの焦らし道具さ。
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