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第15章 タイミング
ーー
ー
母さんの事で疎遠になった親族。
会おうと思えば会えたはずなのに、何となく会いづらくなってそのまま時が過ぎていった。
数年ぶりに偶然会えたのも……何かの縁が左右したのかもしれない。
頭中で子供の頃の幸せな夏休みが蘇る。
親父や母さんが笑顔でその真ん中に小さな子供だった俺が居て、葵や葵の家族達と和気藹々にキャンプをして楽しんだ。
壊れてしまうなんてあの頃誰が想像しただろう……
「あっ!歩ちゃん、あそこのファミレスだね。あっ!デザートフェアやってるよ!」
「中に入って好きなもん食べれば?それくらいはご馳走してやれるから」
「歩ちゃんに会えてラッキー!!」
ラッキーだったのか?
でもそれは、後々いろんな事があからさまにる形になっていく始まりでもあったんだよな……
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母さんの事で疎遠になった親族。
会おうと思えば会えたはずなのに、何となく会いづらくなってそのまま時が過ぎていった。
数年ぶりに偶然会えたのも……何かの縁が左右したのかもしれない。
頭中で子供の頃の幸せな夏休みが蘇る。
親父や母さんが笑顔でその真ん中に小さな子供だった俺が居て、葵や葵の家族達と和気藹々にキャンプをして楽しんだ。
壊れてしまうなんてあの頃誰が想像しただろう……
「あっ!歩ちゃん、あそこのファミレスだね。あっ!デザートフェアやってるよ!」
「中に入って好きなもん食べれば?それくらいはご馳走してやれるから」
「歩ちゃんに会えてラッキー!!」
ラッキーだったのか?
でもそれは、後々いろんな事があからさまにる形になっていく始まりでもあったんだよな……