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第1章 Dear 聡

 私の下で満足気な笑みを浮かべる聡。

 両手を伸ばして私の乳房を掴み、掌の中で踊らせる。
ピンと掴んだ乳首を指先で転がし、私の反応を伺う。

 気持ちいい……
上も下も刺激を受けた私の体はセックスの波にのまれ、やらしく喘いで聡を盛り上げる。

 「夏帆、交換しょう」

 聡は起き上がりながら、私を支えて仰向けに寝せる。
その間も繋がったままの体制で、聡のペニスは私の中にいた。

 正常位の体制となり、今度は聡が私を責めた。

 私の上で上下に動く聡に抱きつく。
背中には汗が滲むほど、ハードに動いて己の存在を私に叩きつける。
私の濡れた汁は潤滑油となりて、その手助けをした。
そして聡のペニスも濡らしてゆく。

 『これは私のモノよ』と言わんばかりに、ピチャッピチャッと淫らな音を立てて汚し、匂いもつけてゆく。

 愛するってそういうこと

 互いの体液に塗れて、互いの匂いを嗅ぎ、その淫らな香りに酔うってことなんじゃない?

 その匂いに飽きず、つい嗅ぎたくなって欲情する。

 欲するままに求めて、また愛を確かめ合う儀式なんだと……
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