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第20章 ドMの和香奈

 悪魔的な考えに頭が支配されながら、和香奈の後ろ姿を見ながら後をついていく。
和香奈にストッキングとコーヒーを選ばせ、自分のコーヒーもカゴに入れた。
生活雑貨などが置いてあるコーナーを通り過ぎた時、コンドームの箱を手に取り、さっとカゴに入れる。

「和香奈ちょっとカゴ持っていて」

 和香奈にカゴを渡し、ジーンズのポケットの財布を手に取ろうとしたら、小銭を仕舞うファスナーが開いていたようで床にチャリンチャリンと音を立てて小銭が散らばった。
急いで拾おうとすると、和香奈まで屈んで小銭を拾ってくれるではないか!

「おい、和香奈、スカート……」

 俺は出来るだけ小声で和香奈に言うと、和香奈はハッとした表情で直ぐに立ち上がり、見る見るうちに赤面した。

「後は俺が拾うから」

 小銭を拾って、和香奈からカゴを受け取りレジへと向かう。
周りは和香奈がノーパンなのは気づいてないようだ。
咄嗟のアクシデントは和香奈や俺を紅潮させた。
ヤバイけど興奮もするもんだ。

 会計を済ませて、コンビニを出る時に和香奈の手を握る。

「わざとじゃねーぞ」

「………バカ」

 こういうゲームをたまにしとかないと、マンネリしちまうだろ?
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