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第3章 これは恋

 『気配りのある女子はポイント高いよ』
敢えて言葉にしないでニヤつく俺。

 夏帆ちゃんにお礼を言って、缶コーヒーを受け取り一口飲んだ。
ビターテイストのコーヒーの味が口の中に広がった。

 「夏帆ちゃん。このコーヒーの味、好みだわ」

 「ウフフ。これ新発売ですって。
聡君のお気に入りになりそうで良かったわ」

 「アハハ。一口でお気に入り。
余り甘い物は得意じゃないけど、ブラックは飲めないんだ。
少し砂糖が入るとグッド」

 「あっ、そうなんだ!
この間の喫茶店でアイスコーヒーにガムシロは入れていたから、コーヒーは砂糖は入れますタイプなんだって思ったけど」

 「えっ?それ覚えていてくれたの?」

 「あっ、はい。一応、歳はいってますがOLなんで、お茶やコーヒーの好みは人それぞれ違うので、そういうとこは良く見てたりして」

 「嬉しいです。そういうとこ覚えてくれてると。
因みに俺はミルクは苦手なんですよ。
何故かガキの頃から牛乳飲むと腹を壊しやすくて」

 「あっ、なら私がカフェラテで良かったんですね」

 「うん。両方カフェラテだったら困ってた」

 「聡君はミルク入りコーヒーは苦手と頭にインプットしました」

 「有難う。じゃあ、海に向かって出発します」

 「はい」

 こんな事でも知って貰うのは嬉しい。
星空はまだコーヒーは飲ませて貰えないもんな。
もう少し大きくなったら、カフェラテなんかを生意気に飲むんだろうね。
お前はママに似て甘党だから。
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