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第7章 聡LOVEな日々


 優しかった聡君

 最初のデートから意気投合して、直ぐに恋愛へと移行し、一年も交際しないうちに結婚。

 「今直ぐにでも結婚したいけど、歩の受験が終わるまで待って。
動揺させる事は避けたいし、親父のせいで落ちたなんて言わせない為だよ」

 二度目のデートの帰り道の車の中で聡は言った。
勿論、高校生の息子が居る事は承知の上で付き合ったのだから、快く了承した。

 数カ月間の恋愛期間がとても幸せだったな。
週末になると私の家に来て、二人っきりの時間を楽しんだ。

 「夏帆の手料理食べたい」なんて甘える聡が可愛くて、頑張っちゃったんだよね。

 手を繋いでスーパーで買い物に行き、得意料理の麻婆豆腐の材料を買ってキッチンで料理を始めた。
普段はエプロンなどつけないが、一応雰囲気も大事という事で自分の持っている中で一番可愛いと思う猫のキャラクターがモチーフになっているピンクのエプロンを身につけて張り切った。
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