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スパイス
第7章 聡LOVEな日々
キッチンで私の料理している姿を後ろから椅子に座ってビールを飲みながら見ている聡。
「夏帆のエプロン姿可愛いね。結婚したらこうして毎日眺めていられるんだね」なんて嬉しい事も言ってくれたっけ……
私はこの人の為に残りの人生を捧げようと思った。
そっと後から抱かれて甘いムードを聡が作る。
まるで映画のようにロマンチックで、気分はゴーストのデミ・ムーアさ!!
「火消さないと麻婆豆腐焦げちゃうよ」
「ごめん。ごめん」
火を消すと、ギュッ抱きしめられてやや強引なキスを仕掛けてくる。
「さ、、……とし……う……ん」
言葉をキスで止められて、ゆっくりエプロンを脱がされ裸になってゆく……
40になるっていうのに、このエロ甘なシチュエーションって!?
こ、こ、これって吉瀬美智子級の美人にしか許されないシチュじゃね?
酔わない女が居るなら連れてこいや!!
ああ……このムラムラとさせるエッチな感じ堪んない〜
『 もっと私をドキドキさせて!』などと言ってみたいが……
私は吉瀬美智子級の美人でもなければ、ガッキーのような可愛さもない。
米倉涼子のようなセクシーカッコ良くもない。
そんな私にも神様は平等に幸せな恋を与えてくれたんだ!!
と心でニヤッと笑っても、恥じらいながら受け身の体制。
そして僅かな抵抗をし、あなた色に染めて的な女になりたいと思ったのに!