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永遠の愛を奪って
第5章 好きな人は……
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晩御飯を食べ終わった後にファミレスの外に出ると、人が近くを歩いていないタイミングを見計らってキスをされた。
温かくて、特別に優しくて、まるで恋人たちがデートの終わりにするようなものでこのまま別れてしまうのが寂しく感じた。
この感覚は付き合って間もない頃の彼氏と恋愛を楽しんでいた頃に似ている。
「青木くん……」
「どうした?」
「もっと話をしたいって言ったらどうする?」
迷惑かもしれないけど彼女がいないならもう一歩踏み出したくなる。
もう二十六歳のいい大人。待っているだけでは現状が何も変わらないから自分から動かないと……。
「夜だし、二人っきりになれるとこに連れて行くけど。……ってか、今日は小春がオレのことを誘ってるの?」
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