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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり
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当たり前にしていることなのに青木くんにとっては大きなことに見えているようで嬉しくなる。
今まで友達と選択肢が被るといつも譲るタイプで何かの主役になることはなかった。
そんな影の私を照らしてくれるように青木くんは温かい目で見てくれているみたいに感じた。
プールで楽しく遊んだ後、ホテルで晩御飯を食べてようやく部屋のベッドに横になる。
ふかふかしているベッドの上で休んでいるといい感じの眠気が襲ってきた。
「はー……。楽しかったし、ご飯は美味しかったね。幸せ……」
「そうだなー。久しぶりに仕事のことを忘れて遊んだ気がする」
青木くんも隣のベッドで大の字になって横になっている。
付き合ってから二人きりで過ごした時間はまだそこまで長くないのに、こんなだらけた姿を晒し合ってもお互いに微笑んだ顔を見せるだけ……。
この恋は体から始まったようなものだけど、今は体だけではないことがよく分かる。
「なぁ、小春。疲れた?」
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