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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり
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気に掛けてくれる優しさに甘えていいのかな……。
少しの間、どうするか迷って黙っていたけどこんな気持ちのまま連休を一緒に過ごしたくなくて怖くても聞いてみることにした。
優しい声をしている今の青木くんなら何か答えてくれそうな気もしていたから……。
「さっきの電話が気になって……」
「ああー……、葉月との電話か」
「仕事のことだよね?今、青木くんの方は忙しいの?」
「いや、普通だけど……」
私が聞いたことに関して否定した後、どうしてなのか言葉に詰まっているようだった。
その様子に嫌な予感しかしなくて不安な気持ちがまた膨らんでいく。
モヤモヤとした不安を少しでも自分の中で掻き消せるように青木くんの胸元に顔を埋めて甘えた。
「小春……?」
「なんでもない……。気にしないで……」
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