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永遠の愛を奪って
第7章 はじめてのお泊まり
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埋めていた顔を離してから青木くんのことを見つめてその先の言葉を待つ。
やはり話しにくい部分があるのか、すぐには口を開いてくれなかった。
ほぼ無音と言ってもいいほど静かな中、刻々と時間だけが過ぎていく。
それでも話してくれると思って黙ったまま見守っていると、青木くんはようやく重たい口を開いてくれた。
「さっきの電話の内容は……、葉月が風邪を引いて熱を出したから来て欲しいって言われたんだ」
「えっ……。どうして……」
「葉月は入社してから一人暮らしをしているんだ。親も遠くに住んでいて、近くにも頼れるような人がいないみたいで……。困ってるから今すぐ来てくれって……」
他に頼れる友達がいないのかな……。
「土嶋さんのところに看病に行かなくていいの……?困っているんでしょ……?」
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