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永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで
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同僚よりも美人でもないし、可愛くないと思う。
お洒落をするのもいつまで経っても下手だし、スタイルの良い土嶋さんに勝てる部分はない。
こんな感じで容姿には自信がないけれど、祐と一緒にいて遊ばれている気なんてしなかったから強く否定する。
怒らないように冷静を保つけれど、なんだかイライラしてきて私も喧嘩腰の口調になってきた。
「だからさっさと別れて欲しいんです。彼氏に二股はかけて欲しくないですもん。穂並さんに祐と白米さんが付き合ってるって聞いて焦っちゃいました。だから早く奪い返さないと、って思いまして」
「穂並さんから聞いたんですか……?」
「はい。気になっていたことをいっぱい話してくれましたよ。……白米さんはここが地元なんですか?」
「そうですけど……」
「わたしは県外から引っ越してきて、仲が良かった同期もやめて疎遠になって、今頼りになれるのは祐しかいないんです」
「だから何だって言うんですか……」
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