この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで



窓の外を見ながら話していた土嶋さんは私にゆっくりと近づいてくる。


その時に髪がサラリと揺れて清々しさもある甘くていい香りがした。

花の香りに似ているけど今は心地よいものとは思えなかった。


「さっきも言いました。……わたしから祐を取らないでください。お願いします」


「…………」


何も言えなくなった私を前に、土嶋さんは頭を下げてから去って行った。


誰も歩いていないから階段を下りていく足音が響き渡る。



ひとりになると土嶋さんに言われたことで頭の中がいっぱいになった。


祐のことも気になるけど、穂並さんが話していたのも驚いた。


私の味方をしてくれていると思ったのに、土嶋さんに私と祐とのことを話していたなんて……。


同僚がいない時を見計らって話をしているし、他の人に話している様子なんて見たことがなかったのに……。


一体、誰を信じたらいいんだろう……。


/788ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ