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永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで



給湯室の前に私がいるのを知っていてここまで言えるのだから土嶋さんには敵わない。


私だったらこんなエッチなことを祐の前でも恥ずかしくてなかなか言えない。

言えたとしても一つくらいで連続で言うのは無理だ。


女としての色気の面で外見と言動のどちらとも完敗だった。



「……行かねーよ」


「久しぶりに行こうよ。彼女がいたって他の女と行く人もいるんだよー?

浮気してる人も世の中にはいっぱいいるんだし、一回くらいしても白米さんだって許してくれるって。

こんなに大きくしてムラムラしてるんじゃないの?」


次々と出てくる土嶋さんの発言が私には理解できないことだらけで耳を疑ってしまう。


それと同時に誘惑するような艶やかな声を聞いて心の中が黒い霧でいっぱいになっていく。



穂並さんから託された書類を椿さんに届けないといけないのに……。


話の内容が驚くことだらけで未だに息を殺してじっとしているので精一杯だった。



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