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永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで



「してるけど行かねーから。……っというか葉月も片付け手伝えよ」


抱きついている土嶋さんを退けるように祐が動いても離れずに両手を腰に回している。


これだけでも浮気と同様に許せない範囲だ。


でも土嶋さんのことをあしらっているようにも見えるし、一方的にされているだけで祐が悪い事をしているわけではないから責められない。


「祐と二人きりだから甘えちゃう。ねー、前みたいに頭を撫でて……?

ラブホに行くのを断られてもそれで今日は我慢するから」


「は?今日の葉月、なんかおかしいんじゃねーの?」


「そんなに怖い顔しないでよ。寂しかったからすごく甘えたい気分なの!
……わたしは祐の“特別”なんでしょ?違うの?」


「確かに特別だけど……、オレは……」


「じゃあ、いいでしょ。して……?」


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