この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater50.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
ほんの少しだけはねている寝癖も直さないし、男らしいがっしりと体をしている。
顔の良さだってもちろん祐の方が上だ。
飲み会に行ったって同僚の男性と話しているところばかり見掛けているからモテている様子もない。
もし椿さんのような人と付き合っていたら、社内恋愛をしていたとしても穏やかな日々を過ごすことができたのかな……。
「…………」
いやいやいや、何を考えているんだ私は。
付き合っているのは私なんだからまだ諦めちゃダメだ。
「どうした?はくまい」
「いえ、なんでもないです。失礼します」
「そう言えば、青木と土嶋に片付けの仕事を頼んでいたんだけどまだ戻ってこないんだよなー」
あんなことを話していたらそれは遅いはずだ……。
祐と土嶋さんはイチャイチャしていてその仕事をしていません、っと密告したくなる。
「仕事がたまってるからそろそろ戻って来いって言ってきてくれないか?」
「えっ!?私がですか……!?」
![](/image/skin/separater50.gif)
![](/image/skin/separater50.gif)