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永遠の愛を奪って
第11章 ひとりにしないで
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「給湯室にいるから。そこの前を通るんだから戻るついでに声を掛けてくれよ。
最近おれが注意してもあの二人には効かなくて困ってるんだ。まったく、舐められたもんだなー」
二人で先輩に逆らえるなんてどこまで仲がいいんだろう。
土嶋さんが私ではなれない存在になっているのがよく分かる。
彼女よりも親しいも存在だと祐の言動を見ていても分かるけど……。
「申し訳ないですけど私は忙しいので……」
会釈をしてさっさと立ち去ろうとしたら椿さんが椅子を引いて近づいてきて、口元に右手を添えて話し掛ける素振りをしてきた。
「……はくまいの言うことは聞いてくれるだろ?彼女なんだから」
「いや、ここは先輩である椿さんが……」
「彼女に注意された方が効くだろうからビシッと言ってくれよ。おれはデスクから離れられないから頼む!よろしく!」
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