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永遠の愛を奪って
第12章 雨が上がりの口付けは……
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「えっ、あっ…、いや。こっちの話だから気にしないでいいから。
……それより腹減ったからさっさとファミレスに行こう」
「そんなにお腹が減ったの?」
「今日はやけに腹が減るんだよ。頭をいっぱい使ったからかなー」
それからファミレスへ行って晩御飯を食べた。
何気ない話をしながらお互いに好きな物を食べて笑い合っているのに、心の奥ですれ違っているような気がする。
土嶋さんのことで落ち込んでいた私だけでなく、祐も私に何か隠していそうだった。
片手で数えられるくらいのセックスをしていた頃よりも距離を感じる。
何も知らなければこんなことにはならなかったのかな……。
一緒にいるのになんだか寂しい……。
「どうした……?痛かった?」
ファミレスで食事をした後、ラブホテルに行って抱かれている時もその感情を引きずったままだった。
シャワーを浴びて温まった体に触れられてもいつもより気持ち良く感じない。
土嶋さんよりも色気があることを祐にアピールしたいのになぜなのか鈍感になっている。
「ううん、大丈夫……。続けて……?」
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