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第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行

「自由行動ができる時間もあるから一緒に見て回れるし、小春も一緒だったらすげー楽しそう」


子供のような満面な笑みで私のことを誘ってくる祐。


行く予定なんてなかったし、休みくらい同僚の存在を忘れて家でゴロゴロするかデートをしたかったから少し考えてしまう。

日帰りだったらまだしも泊りだから気が重くなる。


「自由行動もあるんだ……。うーん……」



でも一日中同僚と過ごすとなれば、祐は土嶋さんと多くの時間を過ごすことになるだろう。


二人きりになれると思われる自由時間に祐のことを取られたくない……。

そう思うと答えはひとつしかなかった。


「行く！お局様もいてちょっと怖いけど行ってみる」


「マジで！？嬉しいなー。お局様が怖かったらうちの課に混ざっていればいいじゃん。
……いや、オレがそっちにいけばいいか」


「その方が助かるかな……。祐はうちの課の女性陣にも人気だもんね……。
とりあえず、職場に戻ったら私も行くって言うね」