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永遠の愛を奪って
第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行
「ああ。一緒に楽しもうな」
最初から最後まで二人きりではないけれど、少しでも祐と一緒にいれる時間ができてワクワクする。
どんな旅行になるんだろう……。
旅行に行く妄想をし始めたらもうひとり大切な人のことを思い出した。
「そういえば、穂並さんの結婚祝いは何にしよう。この前入籍したって聞いたけど、まだ何もお祝いしてなかったね」
土嶋さんに私と祐のことを話していたことについてはまだ聞けていなくてわだかまりがあるけれど、今もお世話になっているから大切に変わりはない。
「やべー。すっかり忘れてた!連休に入る前の会社帰りにご飯に誘うか」
「それがね、結婚してから旦那さんの両親と同居することになってからすぐに帰らないといけないみたいで……。遅く帰ると旦那さんの両親があまりいい顔をしないんだって」
結婚してから旦那さんの愚痴を聞かされるのも変わらない。
でもそこに惚気も入っているから幸せそうに思える。
「ふーん。いつも元気に笑ってるけど穂並さんも悩みを抱えていたんだな」