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第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行

それだけではない。土嶋さんが座ったのは祐の隣の席。


何を話しているのか気になって仕方がないもどかしい時間がやって来る羽目になった。


出席する人が揃ってきて車内が話し声で賑やかになってきた時、隣に座っていたお局様が急に荷物を持って立ち上がる。


窓から外を見てみると他の課の仲が良い人と話に行ったようだった。そろそろ出発時刻なのに呑気なものだ。



このままその人と座るといいのになぁ……。


そんなことを思いながらスマホをいじっていると私の隣の席に座ってきた人がいた。


戻ってきたのかと思って顔を上げて確認すると、さっきのお局様ではなくて大きく目を見開く。


「なんで椿さんが隣に座るんですか！？」


「どうやらおばちゃんたちで話したいみたいでさ。席を交換してもらったからよろしくなー」


「はあ……。よろしくお願いします……」