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永遠の愛を奪って
第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行
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まあ、いいか……。
椿さんならからかってくるくらいで嫌なことをネチネチ言ってこないだろう。
だけど、付き合い続けるのに疲れそうだから世間話をされている時以外はスマホにイヤホンをつけて音楽を聴いて気楽に過ごそうと思った。
でもバスが発車してから一時間後にパーキングエリアで休憩になり、降りて祐と会うとあまりいい顔をされなかった。
「降りた時に知ったけど、どうして先輩と座ってるんだよ……」
「祐こそ……。土嶋さんと座ってるくせに」
「先輩が隣に来ると思ったら葉月が勝手に座ってきたんだよ。他の課の人と一緒に座っていいなら小春の隣がよかったし」
「私だって祐と座りたかったよ!」
お互いに愚痴を言ってから同じ気持ちだと知り、顔を見合わせると笑いが込み合えてきてふっ、と口角を上げる。
休憩をするために止まったパーキングエリアには景色を見ながら散歩ができる道があって私と祐はそこを歩くことにした。
「それにしても会社の人たちがいる中で小春の私服姿を見れるってなんか新鮮だな。飲み会は仕事終わりに開かれる日が多いからこういう機会ってあまりないよな」
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