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永遠の愛を奪って
第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行
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一体、誰がそう決めたんだ……。
旅行中に何度も顔を合わせる羽目になるのに一々話し掛けろというんだろうか……。
イライラする気持ちを抑えて、とりあえず祐と共に私も足を止めて土嶋さんと椿さんの方へ体を向けた。
何か言え、っとのことだけど、どこに行っていたのか聞けばいいんだろうか……。
「ええっと……」
「――――先輩、小春の隣に座りたいんで席を変わってくださいよ」
眉間にしわを寄せて腕を組んでいる土嶋さんが私の方を睨んでいることを余所に祐が先輩にお願いを申し出る。
頼むにしてもタイミングが悪すぎて見ているこっちがヒヤヒヤしてしまう。
「なんで?祐はわたしの隣でしょ?」
案の定、土嶋さんが引っ掛かってしまった。隣にいたくているんだから黙っていられないことだろう。
「ほら、後部座席の方が酔わないかなーって思って。みんな好きなように移動してるし」
「前の方が酔わないって聞くけど。……祐はただ白米さんと一緒に座りたいだけでしょ!?」
「っ……、そうだよ!彼女と座りたいなって思って悪いかよ!」
「また青木と土嶋の喧嘩が始まった……。戻るか、はくまい」
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