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永遠の愛を奪って
第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行
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私は嫌なんですけど……。
そう言いたかったけど、椿さんにとって土嶋さんは大切な部下の一人だから本音が言いにくい。
仕方なくバスに戻って椅子に座り、次に祐と話せる時間を待つことにした。
窓から見える景色は、田舎に住んでいる私にとって珍しくない広大な畑と連なる山で移動時間がとても長く感じた。
退屈だなぁ……っと思いながら頬杖をついて窓を見ていると、椿さんに肩をトントンと叩かれた。
「おい、はくまい。これでも食べるか?好きなんだろ?」
向けられたのはアーモンドにチョコレートがコーティングされているお菓子の箱だった。
ちょうど甘い物が食べたいと思っていたから一粒もらって口の中へと運ぶ。
「ありがとうございます。確かにこれは好きですけど、どうして知っているんですか?話したことないですよね?」
「青木から聞いた。はくまいはこれが好きだって。休憩したところで売ってたから買ってきたんだ」
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