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第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行

「わざわざありがとうございます。この前もお菓子をいただきましたし、お礼がしたいです。洋菓子とかいいですかね？」


「……いや、いい。おれが好きでやってることだから」


遠慮がちに手を横に振る椿さんの様子がなんだかおかしい。


飲み会の時に行動を見ていても後輩に気を利かせるような人ではないし、優しすぎるから逆に不安になってくる。


「最近、やけに私の機嫌を取ってきますよね。使い勝手が悪い社員でしょうか……？」


「そっ、そんなことはないぞ！はくまいは真面目で頑張り屋だし。穂並も褒めていたからな」


椿さんと穂並さんは同期で同じ歳で仲が良くて頻繁に話しているから詳しいだろう。


余計に気を使われていることを聞いてみるのもありなのかもしれない。


些細な質問だし、忘れないうちにLOINEのメッセージを送って、このことを穂並さんに聞いてみることにした。


「あっ、はくまいのスカートを踏んでしまっていた。……って、悪い悪い」


「ひっ……！？」