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永遠の愛を奪って
第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行



足元を見ていなかったから気付かなかったけれど、ロングスカートが捲れていて太股が見えてしまっていた。


普段晒すことがない場所を私のドジによって露わになっていて恥ずかしくなってくる。


気まずそうに通路の方を向いて目を逸らしているから、スカートを踏んでいたとことよりも太股を見てしまったことに謝っていたんだと思う。


「すっ、すみません!大根脚を晒しちゃいましたね……」


「大根じゃないと思うけどな。でもはくまいがそんなに大胆なことを言うなんて意外だな……」


「えっ……」

「なんでもないから」


「あんたたち、さっきから仲良しだねぇ~。付き合ってるのかい?」


「白米さんもいい歳なんだから椿くんでも狙っちゃったら?仕事もちゃんとできるし、いい男よ~。年上だから夜の方もしっかりリードしてくれるかもね」


「やだ~もう。そんなこと言ったら今の時代セクハラになるから~」


話していたら通路の向こう側の席に座っているおばちゃんたちが話に入ってくる。


しかも一々声が大きいからバス中に丸聞こえだ。……きっと、祐の耳にも届いていると思う。


苦笑いをして適当に返事をするものの困る話題だ。


恐らく、この話を聞いて土嶋さんは喜んでいるんだろうけど……。


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