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第13章 エッチな悪戯と危険な社員旅行

「何を買っただの、どうでもいい話ばかりで特に重要なことは何も言われてないけど。……なんかあったの？」


私の腰の後ろに手を持っていき、体を寄せながら不思議そうに顔を覗いてくる。


側に寄ることができて嬉しいけれど、恋人ですと言っている感じが丸出しで恥ずかしい。

同じ会社の人がロビーを歩いていないのが救いだ。



「椿さんから聞いたんだけど、土嶋さんが祐と二人きりで話したいことがあるって……」


「なんだろう。もう二人きりになって話すようなことはないんだけどな」



それからロビーで話していると祐のスマホの着信音が鳴った。


画面に映った人の名前は椿さんで「用事があるから今すぐ戻ってこい」っと電話で言っているのが聞こえた。


「とりあえず行ってみてまたここに戻ってくる。……それとも小春は部屋に戻る？」


「ううん。祐ともっと話していたいし、スマホをいじって待ってるから」