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永遠の愛を奪って
第14章 淡い恋心と信頼
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ムスッとしている私の隣で星が散りばめられている澄んでいる夜空を何食わぬ顔で眺めている。
椿さんがはぁっと白い息を吐いた頃はもうコンビニに到着した時だった。
「どうなんだろうな」
曖昧な答えを耳にしてからコンビニへ入って椿さんと離れてお菓子を見るけれど、食欲がなくて食べたいと思えるものがなかった。
でも買いたいものはあったからそれを手に取ってレジへと向かう。
先に買い物を終えた私はコンビニの外へ出てスマホの画面を見た。
何度見てもそこには今日の日付と今の時間だけが映し出されているだけでメッセージの通知はやってこない。
「おまたせ、はくまい。また青木のことを考えていたか?」
「それしか考えられませんよ……。彼氏が他の女と二人きりって聞いて落ち着いている人がいます?」
「思っていたよりおまえらは仲良しなんだな。……悪かったな、休憩時間の時に意地悪を言って席を譲らなくて」
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