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永遠の愛を奪って
第14章 淡い恋心と信頼
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「半分諦めてるけどな」
夜空を眺めたその瞳は切なさそうで、今の私の気持ちと似ているようで似ていない感じがした。
そんなことを思いながらゆっくりと歩いてホテルのロビーに再び戻る。でもやはり祐はいない。
いなくなってからもう一時間以上も経っているし、椿さんもロビーのソファに座り出した。
「椿さんは部屋に戻らないんですか?」
「ヤってるところに戻れないだろ」
「本当にそうなんでしょうか……?」
祐は浮気をしない……、っと思う。
何も隠さないと約束してくれたから……。
今だって私を放っておいて土嶋さんを抱いていることはないはずだ。
「男は女の色気には勝てない生き物だぞ。目の前に裸の女がいたらヤるだけだ」
「っ……、青木くんはそんなことはしません」
「青木だって男だぞ。若いから性欲も強いだろうし、そういうチャンスがあったらヤらないとは言い切れないだろ」
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